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ひきこもりのお友達へ

ひきこもりの多くは社会不安性障害と鬱や他の不安性障害を併発しているそうです。
これは精神科分野になりますが、不安性障害の中でも全般性不安障害の有病率は20%ですから20人に一人はなる病気です。しかし、これらの症状が6ヶ月以上続いた場合には病的診断となります。
精神症状と身体的症状がありますが、もしかしたらネットで詳しいことが調べられるかもしれません。
調べてみてくださいね。
日本はまだまだ心の健康に興味が薄い国かもしれません。
「健全な精神は健全な肉体に宿る」と古代ギリシア人が言ったように、心のアンバランスから体の異常が出るだけでなく人間関係にも異常が出てくるでしょう。
自分の心と正面から対話する自分を置き、自分の心の異常をキャッチしてあげましょう。

誰でもが経験しそうな全般性不安障害、私も真っ最中です。
頭痛、動悸、めまい、もうろうとする、身体の悪寒、便秘などバッチリと症状が出ています。
精神症状も根気が無く疲れやすい、注意散漫、記憶力低下、人に会うのが面倒、、、などなどです。
しかし、一人になって、気ままな生活で、精神的調整を行っています。
(娘がイタリアへの旅に出ている9日間で自己治療に励んでいます。いつもとは違うひとり生活で環境に変化があること、人に頼れない一人を厳しく自分に差し向けようと思っています。)
この1年間を振り返り、
・・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・etc
と例年よりも多くの困難が押し寄せたことは事実ですが不安の原因がはっきりしません。
モチベーションの維持をと思っても上手く行かない自分の心のコントロールです。
経済的には資本主義に殺されそうですし、親に頼る子ども時代から、男性に頼る結婚生活時代を過ぎ、子どもから頼られる時代が過ぎようとしている今、全てにおいて新しい生き方を模索しなければなりません。次の新しい人生が始まる前に私はいつも同じような精神的障害が出ます。しかし、手遅れにならないよう短期で起き上がる努力を一生懸命します。医療上も6ヶ月以上になると病気の分野に入る訳ですから、私は重病にならないように早期自己診断と自己治療を行います。ホメオパシー(同種療法)ではありませんが、苦しい自分をほんの少し自ら苦しめることも対策の一つです。
前回は娘が幼稚園に入る前でしたが、上記に書いたような症状で救急車で病院に運ばれました。診断上は過労でしたが、私自身は心の過労だと思っています。いろんな検査をしましたが大きな身体的異常はなし。3日間眠れる森の美女のように病院のベットで眠り続けました。そして、3日後には退院。今回は娘にも手がかからず、自分を守ることに少し余裕なんだと思います。何だかんだと言っても生きているのですから、、、、、やる気、生きる気力が復活するまで、自分の心と対話して行くしかないですね。自分を見つけられないうちに、その他に手を伸ばしても何の解決にもならないでしょうから。

今は通りすがりに私のお尻まである白髪交じりの黒髪に声をかけてくれる英国人にニコッとしたり、お客様とMailと電話で対応したり、こうして、みなさんとWebで話せることは私にとってありがたいことです。とりとめもないことを話すこと、考えること、とても大切だと思います。しかし、その中に自分を見つける心を持ちたいと思います。私は今輝いていません。輝けるように努力している最中です。

大切なことを書いていませんでしたね。
英国での生活はどうしてもお部屋の中にこもりがちだったものですから、自らひきこもり現象を誘発させ、心の健康を損なったものと思っています。もしかしたら、ひきこもりのお友達の逆コースかもしれません?ひきこもりが先で心と体調の異常が後ですから。でも、君たちの気持ちや心の動きはほんの少しかもしれないけれど、理解できるよ。
世界の価値観は今戦争をおこなってまで資本主義に無理やりさせようとしている。資本主義は良いところも悪いところもある。しかし、我々はこのシステムの中で暮らし、豊かな生活もあれば、追い詰められるような強迫観念にもさらされているはずだ。このシステムの中から作られた価値観の中は、時に心を忘れ去られることがある。この価値観に枝葉を付けたように、家庭で学校でと私たちの生活があるんです。人間にはいろんな価値観があるはずだから、100人が100人同じ考えでは生きられないよね。この地球に今の価値観が少数派であったなら、君ではなくて違う誰かがひきこもりになっていたかもしれないよ。
資本主義について書いたページがあります。読んでみてください。

「本来の健康とは肉体的、精神的、感情的に完全に自由になることです。」ホメオパシーの考えでもあります。ホメオパシーの療法を心に置き換えると、苦しい自分をほんの少し自ら厳しくすることで、やる気の力を出して行く。自由の言葉の中には自己管理能力と言う厳しさが含まれていますから、自分を元気にするための厳しさが必要なんですね。「自分には厳しく、人には優しく」という言葉もあるものね。

私の心が体調に響くほど悪くなってきた時に周りの人たちにSOS宣言をしました。
でもね、私と話した誰もが口をそろえて言うんです。
「あら!元気そうじゃない!」
そして、幾分元気になった頃、私の様子に変化があったかどうかお友達に尋ねてみました。
「ずっと元気そうだけど!」
人はなかなか他人の心を読み取ることが出来ません。言葉にしてSOSを発信してもこんなものです。
だから、自分の心は自分で面倒見てあげない限り、誰からも面倒見てもらえるものでもありません。

君は最近涙をこぼして泣いたかな?
まず、泣くことが出来る自分を探すと良いと思うよ。泣けると言うことは感情が豊かに働いていると言うことだからね。
便秘になっていないかい?
新陳代謝が悪くなると頭の働きまで停滞してくるから、食事療法や運動でお腹の中をきれいにしようね。美しいボディーの維持と共にさっぱりとして気持ちが良くなるよ。
人間がストレスがなく気持ち良く生きてゆくには自らの努力と環境が必要です。
環境は世界平和から地球のあり方を模索してみよう。

直接のお友達ではないけれど、私の周りには登校拒否やひきこもりの人が多く居ます。民主主義国家なんだから、そのうちに登校拒否の学生とひここもりの人間が大多数となり、社会生活が一変してしまうかもしれませんね?!我々のかわりに他の人たちがひきこもりになってしまう社会が出現したとしても、彼らを理解してあげられる心を持ち合わせている我々なら、全ての人がひきこもることの無い肉体的、精神的、感情的に完全に自由な社会が創設できるかもしれません。本音とたてまえを上手く使い分けて資本主義社会を上手に泳ぐ人間たちよりも我々は純粋で美しい心を持っているんですよ。なかなか理解してもらえないところですが、それも邪心がない分、難しいことになります。

そこで、どう?朝起きて太陽がサンサンと輝いていたら、太陽に向かって今の気持ちを真っ直ぐに話してみてね。人に伝達するための言葉を使わなくていいよ。心で話してみてね。光の反射で誰かがその言葉を拾っていると思うよ。もしかしたら私が拾ってしまうかもしれません。どんなに、人に理解してもらえなく誤解されようと、太陽は誰にも平等に見ていてくれる。太陽を反射させながら地球の同じ心を持ったお友達同士で話してみよう。いつか、君も誰かの心と言葉を拾う時があると思う。大切にしようね。自分の心も人の心も、、、じゃ、またね。

2005年07月15日 Petite Mum

この問題に更に興味がありましたら下記をお読み下さい。

上記文章に反響がありましたので、更に調べてみました。

不安性障害
アメリカの精神医学会いよって定められた精神疾患の診断症状(DSM)により1980年から不安障害と呼ばれるようになりましたが、それ以前は神経症(ノイローゼ)とうい大まかな呼び方がされていました。
不安性障害には
パニック障害
全般性不安障害
社会不安障害
があり、
パニック障害は突然、死を予期するほどの恐怖感での不安発作、動悸、息切れ、めまい、胸痛などの強烈な身体症状があります。
しかし、全般性不安障害と社会不安障害はパニックが無い分、人から理解されにくく、自分の性格の問題と本人も考えてしまうことが多いゆえ、心の病気に気づきにくいところがあります。
全般性不安障害は定かな不安の原因が無く、浮動性不安と言われ漠然としています。
不安の原因が定かでないことからも自分で気持ちをコントロールすることが難しくなります。
精神症状、身体的症状は上記文章の中にも書きましたが、必ずあるのが筋肉の緊張感です。
肩こりや頭痛も筋肉の緊張症状から出ます。
患者の多くは身体の症状にばかり気を取られて、この病気の元となっている精神的症状を無視してしまいます。
自分自身だけでなく、身体的症状により病院にいったとしても多くの医師がこの症状が不安障害から発生していることに気が付かないまま対処療法のみをおこなうことになるでしょう。
だからこそ、自分の心は自分で管理する必要があります。

全般性不安障害の診断基準(DMS-W)
・過剰に不安になったり、起こりそうも無いことを心配してしまう。
・自分でコントロールが困難な不安や心配が6ヶ月以上続いている。
・以下の症状のうち、3つ以上の症状がある。
 症状の無い日よりもある日の方が多い。
 そわそわと落ち着かない。
 疲れやすい。
 肩こり、頭痛など筋肉が緊張する。
 集中できない、頭の中が真っ白になる。
 イライラする。
 眠れない、熟睡できない。
上記のような症状は誰でも経験がありそうですね。これらが長期化するかしないかが大きな問題になるところだと思います。

精神障害といっても脳のシステムがすこしづつ解明されつつある現代は生物学的基盤の上に起こる病気とされています。
ストレスが発症や症状の悪化に作用すること、遺伝的素質も30%くらい関与しているようです。
まず、脳の働きを簡単に説明しましょう。
私たちの記憶はまず海馬が重要な働きをします。
海馬は思い出をある程度の期間保管していますがその後、その中でも重要なことは大脳皮質で保管されることになります。
神経の一部に情報が入ってくると神経全体が刺激されますが、まず最初に海馬が動き、しばらくすると大脳皮質が担当する。
しかし、強烈な連想を作るのは脳の中でも海馬のすぐ隣にある「扁桃核」(へんとうかく)と言う部分です。歓喜、悲壮、憤慨、恐怖など強烈な連想を作ります。
この扁桃核が過敏な状態になり、不安性障害が発生します。
セロトニンなどの脳の情報伝達に働く化学物質に作用する薬で良くなることもあるようです。
セロトニンが不足すると感情にブレーキがかかりにくくなるため、快楽から抜け出せずに依存症に陥ったり、うつ病になりやすいなどといった指摘もあります。

化学物質を使用しての改善は対処療法ですので、最悪な状態で無い限り、自ら気づき修正できるよう努力すると共に周りからの協力も得られるようにした方が本来の改善に向かうのではないかと思っています。

ひきこもりの多くの原因として考えられるのが不安性障害の中でも社会不安障害です。
以前は対人恐怖症とも言われていました。
全般性不安障害と同じように脳の機能障害から起こるもので、加えて過去の恐怖を感じるような経験も影響していることもあるようです。
思春期、青年期に多いのが特徴です。

現代医学ではまだまだ脳の働きやシステムの多くが解明されていませんが、脳の働きは解明されていない分、その人の性格と判断されてしまいがちです。
自然科学が解明できないから神の出現によって自分を納得させる思考と似ています。
ストレスの多い社会で自分の心を管理して行くのは難しい時代だと思いますが、善なる自分に少しでもおかしいなと思ったら、自分自身で自分の心の診断をおこなってみることは大切なことかもしれません。医学で全てが解明されていない分野ゆえに、無視してしまいそうなところはありますが、生きてゆくに当たり最も大切な分野だと思います。
私たちの脳の働きとそこから出される判断で、戦争が起こされるのです。
一人一人の脳の働きが世界を作り上げている。
だからこそ、大切にしましょうね。
解明されていない部分は心の文字で!

参考文章:昭和大学医学部精神科教授 上島国利

2005年07月15日

この問題に更に興味がありましたら下記をお読み下さい。

上記文章からセロトニンがどうも大切そうですので調べてみましょう!

神経伝達物質にはドーパミンやノルアドレナリンがありますがこれらの情報をコントロールする働きがセロトニンにあります。アドレナリンは憤慨した時などの代用語として普段良く使う言葉ですね。
ドーバミン:快楽、喜び 
ノドアドレナリン:神経を興奮させる神経伝達物質。

セロトニンは必須アミノ酸であるトリプトファンの代謝過程で生成される
トリプトファンは体内で合成することのできない必須アミノ酸のひとつです。

トリプトファンが含まれる食品
牛乳
小麦胚芽 
しらす干し
チーズ
バナナ
卵黄
落花生
大豆
タラコ
ごま
かつお
多くのの食品のタンパク質に含まれますが量は微量です。

肝臓、腎臓で分解されエネルギー源となる。
脳に運ばれ、セロトニンを作る。
過剰摂取は肝臓に悪影響を与えることがある。
ビタミンB群やナイアシンと一緒に摂ると、トリプトファンを効果的に摂取できる。
ナイアシン(別名ビタミンB3)
食品から摂取できますが、体内でもトリプトファンというアミノ酸とビタミンB2、B6から作られる。ナイアシンは体内おいては活性型に変わり様々な酵素の補酵素として機能する。

結局のところ、多くの食品をバランスよく取り、ストレスの少ない生活を心がけることのようですね!

食品成分においては健康マトリックスを参考にさせていただきました。

2005年07月15日

付記

私は自分自身の強靭な精神力と体力を過大評価し、粗末な食事(節約)と不健康な生活(仕事のやりすぎ)を行い、ストレスの要因が重なってきた結果、バランスを崩してしまいました。これらを簡単に気軽に表現するなら「過労」、褒めた言い方をすれば「頑張りすぎ」で片付けられそうですが、もう少し繊細に自分の心を見てあげたいと思います。
誰もがそうだと思うのですが、バランスを崩している自分が実に良く認識できているにも関わらず、簡単にはどうすることも出来ません。
ないがしろにされがちな心=脳の働きにも自己管理能力が問われる時代ですね。
さて!娘がイタリアから帰ってくる前に心の健康リハビリを終了させたいものです。