季節の先取りをして行くきもののおしゃれに季節を表す柄を知ることも大切です。
1月
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睦月
むつき
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新春にふさわしくめでたい柄
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初富士・宝尽し・独楽・鶯・福寿草・南天・椿
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2月
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如月
きさらぎ
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節分、寒にちなむ柄
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おかめ・宝船・絵馬・梅・冬木立・蕗野等・椿
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3月
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弥生
やよい
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桃の節句、早春を思わせる柄
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貝合わせ・桃・桜・春野・すみれ・菜の花・椿
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4月
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卯月
うづき
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晩春の風物、景観
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燕・椿・あざみ・すずらん・藤
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5月
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皐月
さつき
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端午の節句、初夏らしい清々しい柄
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菖蒲・兜・橘・青楓・杜若・葵
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6月
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水無月
みなづき
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梅雨から夏に向かっての自然、行事
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紫陽花・団扇・蜻蛉あきず・川遊び・おもだか・宵待草
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7月
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文月
ふづき
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七夕、土用、祇園祭に関係ある柄
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短冊・天の川・夕顔・山車・巴・山鉾やまぼこ
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8月
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葉月
はづき
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盆、暑い盛りに涼しさを呼ぶ柄
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燈篭・夏小立・稲妻・風鈴・露草・撫子
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9月
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長月
ながづき
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秋の草花や虫、秋祭りの柄
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菊・秋の七草・鈴虫・稲妻・太鼓・初雁はつかり
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10月
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神無月
かんなづき
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実りの秋を象徴する柄
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柿・葡萄・秋の山・紅葉・苫屋・秋の名残花
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11月
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霜月
しもづき
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晩秋から初冬のものへと順に変える
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散り紅葉・木の実・吹き寄せ・芒すすき・紫苑・冬の遠山・椿
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12月
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師走
しわす
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冬、雪に関係ある柄
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枯野・浮寝鳥・柚子・水仙・万両・椿
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季節無し
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古典柄
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吉祥文様・有識文様・古代裂
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慶事 |
扇面・亀甲・鶴・松竹梅・鳳凰・端雲etc |
両用 |
紗綾形・菱・網目・立涌・七宝・檜垣・麻の葉・網代・観世水・本紋・etc |
弔事 |
蓮・経文
(地紋に用いる) |
儀式柄には適さない趣味的柄 |
モダンな花柄・小鳥・鹿・動物・唐子 |
上記表では、実際にきものを着る時に役立つよう分類してみました。ちょっと文字が小さかったでしょうか?
鱗紋
このバックグランドには鱗紋の文様を使用してみました。
古墳から出土する埴輪にも描かれている古代の文様です。呪術的幾何文様で、魚の鱗を図案化(風物になぞらえて)したものとして親しまれています。
能では鬼女が着る衣装の柄とされておます。また、七色の紐と同じように厄除けを迎える人に贈るものの柄としても親しまれているようです。
七色
日本には七の数字の祝い事が沢山あります。
七福神(大黒天 恵比寿神 毘沙門天 弁財天 福禄寿 寿老人 布袋和尚)
御輿の主を守るための七本の紐
七種の干菓子を天満宮に供える
正月7日の七草粥は健康祈願
節分の日には七色の小物を身に付けて神社へお参り
七色は鱗紋と同じように厄を払いのけてくれるものとしてとらえられているようです。世界的に見てもラッキーセブンという言葉があるくらいですから、国境を越えて七は幸福を求める人々の願いが込められた数字のようです。
イギリスには「鏡を割ると7年の不幸」という。鏡はその人の姿だけでなく、魂おも映し出すので、魂が破壊されると考えたらしい。キリスト教の7つの大罪(嫉妬、大食、強欲、性欲、高慢、怠惰、怒り)とこれらを意味することは無縁では無さそうです。日本の七福神とキリストの7つの大罪は東洋と西洋の根本的考え方の違いが現れています。生善説か生悪説かの考え方の違いであって、最終的に求めるものは幸福ということですね!
伊達締めや紐類にこれらの文様が多いです。
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