あー、私は全くに腑抜けになってしまった。
一人の人間として、母として、生きる気力を失っている。
娘がやっていることにヤキモキしてみても、結局のところ、ドーンと物事を構えていている娘には敵わない。親らしく叱ってみたり、アドバイスしてみたり、怒ってみても、、、、その後に残るものは、それでよかったのかな?と後悔の念にさらされるばかり。
人を褒めることや優しい言葉をかけることは簡単でも、叱ることは難しい。結局のところ、その行為は娘にとって進歩に繋がったのか?悪い記憶に繋がっただけなのか?これから長い月日が経たなければ、その結果は分からない。。。
娘を否定した内容をもう一度考え直してみる。同じ事柄でも、表と裏のように、良い面、悪い面の両方を引き出すことが出来る。私は悪い面を取り上げて問題視した。彼女の性格を否定してしまったのかもしれない?これから一人で大人の世界に飛び出そうとしている娘のあまりにもマリア様的考えに危なさを感じる母である。あまりにも純粋すぎて怖い。母は悪となり、世間の悪人を演じてみせる。悪も恐れおののくほどに純粋な心で対応する娘。何だか娘がマリア様に見えて来てしまった。母は自分自身が情けない。すでに私が娘に伝えてあげることなど何も無く、娘から教えてもらうことの方が多くなってしまったのかもしれない。
私はこれから一人で生きて行けるのだろうか?
娘が独り立ちするよりも、更に情けない状態の母である。
人生に、そして娘に、真正面から体当たりで歩んで来た。本当にこれでよかったのだろうか?なぜか分からないけれど、、、子どものようにオイオイと泣きたい気分だ。もしかして、私は娘に甘えているのだろうか?これからは娘に叱って欲しいと思う母である。
2007年6月20日
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