イギリス(英国)留学 Top
Petite・プティット Home

 

◆娘から見た母さん
勉強に邪魔な母
ガッツ
恥ずかしい
アーミッシュとママ
ママが泣いている
ママはメイちゃん!


◆母から見た娘
憎らしい
扁桃腺
歌姫の仲間入り
楽しい勉強
学校とアーミッシュ
和洋折衷のパジャマ
     
◆親子で見た母娘
自分自身が大好き

◆母から見た母(自分)
腑抜け母さん
     

 

母から見た娘

「憎らしい」

子育て先輩のママがお茶しながら我が子に対して嘆いた。「そんなこと言ったて、ほんとに憎らしいんですのよ。食事が済めばすぐに自分の部屋に入っちゃうし、、、、、、憎らしいこと言うし、、、もう本当に、、、、。」私は娘がまだその年齢に達していなかったので、ふーーーんと思う気持ちで聞いていた。ただ、言葉だけ聴いていると憎らしいが強調されてしまうけれど、そのお母様の様子から、この憎らしいとおっしゃる言葉の中に子供の成長を喜んでいることが伺えた。そのお嬢様は私の目にも素晴らしい成長を遂げていることが確認できる。そして、我が家の娘もその年齢になった今、先輩のお母様の言葉を思い出すことが多くなりました。
言葉で態度で母を上回る力量を付けてしまった娘はお母さんには負けないんだと言う態度でやってきます。表面上は負けない。確かに強い。立派になった。言葉では母はすでに負けてしまいそうだ。しかし、人生経験の浅い年齢です。子供の態度から更に物事を深く洞察する力を付けさせるにはどうしたらよいのだろうと悩むこともある。私は負けない。と主張してくる娘の態度を見るとき、必ず、先輩ママの言葉が浮ぶ。お茶飲み話の何気ない素敵な愚痴のワンフレーズが浮ぶんです。そのお陰で私は娘と口論になることはありません。成長期にあって、娘のこの態度はとても大切なことでもあります。多くの親子関係でこの時期の子供に対して大人になった証拠であると認識し、対話を諦めてしまう親子、本当に喧嘩腰になってしまう親子、いろいろだと思います。
このような態度の娘を見るときに私は娘の心の叫び声が聞こえるんです。「私はもう大人よ。私のことを大人の一人の人間として認めて!」そんな風に聞こえます。日常生活の中でこの年齢の子供達が主張してくる内容はさまざまだと思います。内容は何であっても、自分を認めて欲しいと言うシグナルであることに間違いはありません。そこに認めたくない親がいた場合には親子喧嘩が始まってしまうかもしれませんね。一生懸命に大人になろうと背伸びしている娘はやっぱ可愛いと思う。
ただ、認めてもらうことにより、自己責任が発生する事も確認してもらいながら、この時期の娘の成長を見守りたい。確認の方法?それは、主張する内容を親の力を借りずにやってみることだと思います。そこに緊張が生まれ、大人として認めてもらうことの大変さを噛み締めて欲しいです。
我が家の娘の一生懸命をお話しましょう。「決断の子供の一言」をご覧ください。自活体制でハードなスケージュールをこなす娘です。朝、目覚まし時計が夢うつつにも自分の手で止められ、そのまま起きてこない娘。でも母は起こしてあげません。結局のところ遅刻です。親が遅刻を防ぐより、この体験をさせることが如何に大切であったか、その後の娘の態度が物語っています。遅刻していても自分で朝食作って、食べる時間が無いからアルミに包んでかばんの中に入れたみたいです。このど根性に乾杯!と言った感じです。
一人での生活を徐々に本格的に進めたいと思います。まだまだ、目先の事柄に左右され、本当を見失いがちな大人子供ですが、成長する娘を見ているのは楽しいものです。
表面「憎らしい」、、、こういう親子関係が発生する事により、子供も親も少しづつ離れ(自立)て行くことが出来るんですね。親が憎らしいと思うような子供の態度はとても大切なことなんだと思います。