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herborne Castle Annual Community Firework Spectacular


「シェルボーン城毎年恒例の豪華花火ショー」

イギリスの秋は(11月上旬)は花火の季節????

10月上旬辺りからドーン!ドーン!と花火の打ち上げ音が毎夜のように聞こえてくる。娘は日本の夏祭り気分を思い浮かべるのか、部屋にいてソワソワ・・・いてもたってもいられずコートを持って外に飛び出す始末。イギリスのこの季節はコート無くして夜の外出は厳しい。暑い暑いと暑気払いの花火かと思っていたら、ここイギリスではコートにマフラーで花火見物です。
こんな日が数日続いたかと思ったら、Sherborneのお城でも「シェルボーン城毎年恒例の豪華花火ショー」なるイベントがあり、訳もわからずとりあえず参加!あの広いお城の芝生が人間で埋め尽くされたと言っても良いほどの人出。家からお城まで車で1〜2分だというのに、私たちは車でお城に行ってしまったものですから帰りは車の中で待つこと1時間、やっとお思いでお城の駐車場をでることができたほどの混雑なんです。

11月5日になると娘の学校でも花火大会です。
こうなったら何か意味があるに違いないと思い娘に調査依頼。

11月5日はガイ・フォークス・ナイト

1605年ガイ・フォークスという男がガンパウダーを使いThe House Of Parliament(国会議事堂)を爆破しようとしたが、未遂に終わり、逮捕された。
首謀者の彼は火あぶりの刑で処刑された。
その後英国では時の国王JAMES1世らが無事だったことを記念して、この日にかがり火を焚き、ガイ人形と呼ばれる藁人形を燃やしてお祝いします。
彼はELIZABETHIT世の薨去(皇族が死ぬこと)後即位したJAMES1世がカソリックを擁護しないことにどうやら失望したらしい。この国会議事堂を吹っ飛ばそうとした未遂事件が起源となっています。

お城では、花火の他にボーンファイヤーのショーもありました。

Sherborne New Castleから庭園の一部になっているSherborne Lake をはさんであるSherborne Old Castleライトショーではいろんな色のOld Castleとなり、湖面に映る逆さ城で幻想的な世界の演出で観客の目を楽しませてくれました。

国境を越え、花火の胸を割るような轟音と夜空に花開く火花は一瞬にして私たち人間の心に感動を与えてくれます。特にここSherborneはお城の庭園の一部になっているSherborneレイク対岸で行われ、見ている私たち頭上に花火の花びらが覆い被さってくるほどの迫力があります。
それにしても、事件を夜の長い冬のお楽しみに変えてしまうなんて!
この季節、夕方4時には暗くなってきます。花火にはうってつけの季節ですね。
UKで打ち上げられる花火は日本製なのかな?とか、花火師はUKにもいるの?疑問ばかりが頭をよぎる。

お城での花火ショーを写真でご覧下さい。



New Castleからlakeをはさんで見えるOld Castleのライトショー