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日本のお菓子⇔英国のお菓子

娘に日本からの贈り物が届くと、みんなでその箱を囲んで宝箱を開けるごとく一瞬静かになるようです。他の誰に送られて来た小包でも同じ現象がおこるらしい。
子供って面白いですね。
娘のパブリックスクールは人種が違っても国が違っても、喜びも悲しみも共有し合うんですよ。
学校全体の心が穏やかでフレンドリーな素敵な学校です。
今回は日本の祖母からの贈り物が3箱、同日に日本から送り出したのに届いたのは1日1個づつで3日続けて届きました。

1日目:箱の中身は新米のお米のみ⇒子供たちはお寿司の話題で盛り上がる。

2日目:箱の中身は新米+祖母手作りの味噌⇒英国でも寿司はポピュラーな食べ物となり、回転寿司など寿司カウンターが大手デパートにも入り、スーパーでは英国の国民食サンドイッチの棚と仲良くパック入りのお寿司が並んでいる。
よって、味噌スープを飲んだ経験を持つ子供たちは多い。祖母手作りの味噌をその場で開けて、みんなでなめたらしい。
何となく笑える。

3日目:箱の中はお菓子も入っている。こんな様子を知っている祖母もお友達の分までお菓子を入れてくる。日本のお菓子で好評なのがポッキー!日本に帰る娘に注文が入るほどの受けです。この日はポッキーをみんなに振舞ったらしい。フランスではグリコのポッキーを「MIKADO」のネーミングで販売されていますが、英国にはありません。のり付きのおっせんべいも好評です。亀田製菓の「梅の香巻き」は半分くらいのクラスメイトに好評です。
やはりお寿司でおなじみののりが好感度上となるのでしょう。
そして、おつまみによくある、あられと小魚が入っているものは悲鳴ものとなります。
狩猟民族が基本のヨーロッパではお魚はNo!と言う方が多いのも現実です。
あられの中に入っている小さくもお魚姿の小魚はグロテスクなものとして受け止められてしまいます。
日本のおつまみ類は敬遠のもとなのか、さきいかなども臭いでお口に入れるどころではなさそう。
カップラーメンとて、英国のカップラーメンは私たちにとってゲロを思い起こさせるものが当初ありましたが、逆に日本のカップラーメンは彼女らにとって美味しくないようです。
日本からの贈り物は食べ物のトライ精神をくすぐる食の国際交流の場でもあります。
だからこそ、みんなで一瞬息を止めるがごとくの、宝箱オープンとなります。

追記:イギリスのお菓子で人気をはくしているのは、なんと言ってもチョコレート。
電車の中でもどこでも、老若男女、チョコレイトを持ち歩いている。食べている。といったところでしょう。
チョコレート好きの英国では今年9月末よりチョコレート風味のミネラル・ウォーターが登場したんです。
無糖、低カロリーだそうですが、ここまでこのお味が好きなのね!と思ってしまいます。
チョコレートの年間消費量1人平均(小売り業界の市場分析機関「Datamonitor」調査)
英国:11.2キロ(チョコレートバー約266本分に相当)
ベルギー:8.4キロ
フランス:6.7キロ
ドイツ:4.9キロ
イタリア:1.7キロ
スペイン:1.6キロ
若い頃は誰でもがモデルのようなスタイルの英国女性が年を重ねてから横幅が出るのはこのあたりが起因してはいないだろうかと思うのは私だけかな?
2002年11月17日

追記:
咳に苦しんでいる時は、咳止めトローチなどの薬を口にするよりも、チョコレートを食べる方が効果的
チョコレートの原料であるココアの種子からとったテオブロミンは最も有効な咳止めの作用があるらしい。チョコレートはその香りだけでも風邪に有効であるとすら言われるそうです?
抗酸化混合物のチョコレートは赤ワインやお茶と同様、血栓症や心臓病、アルツハイマー病などを予防する働きもあるんだそうです。
でも、忘れたいけない、糖分や脂肪の含有率も多いこと!2002年12月7日