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貧しくとも留学生活には変わりない。

東京の生活費と比べたら、3分の1ほどのUK生活。(あくまでも我が家比ですが)その上、言葉の不自由を除いたら、イギリスの田舎生活の方が段ちに快適です。
残りの3分の2は授業料に行ってしまいますし、東京にいるよりは仕事もままならないので、節約はどうしても生活費!!
通称「お金持ちの留学」と言われる現実をお話致しましょう。

食事に贅沢はしないイギリス人!食べ物のことでなんだかんだはお下品!とのイギリス人気質を信じ、我が家もイギリス流暮らし!
逆算で、年間予算の内、子どもの授業料を除いた額が、生活費となります。必然的に1週間の食費も決まってくる。週に1度のスーパーへのお買い物は何度行っても今のところ新発見の商品があり楽しい。しかし、週末ともなると食品の少なさと反対に心の中で食べたさが増幅。日本の食材はスーパーにあっても高いから買わないこともあって、特に日本の物が食べたいーーー。そこで、貴重な貧乏和食をご紹介します。

とろろ昆布の中に煮過ぎて爆発したようなお米がぽつぽつと浮いているスープがこれまたたまらない。醤油味が喉にしみる。

作り方
冷蔵庫に残っていた最後のお米3分の1カップ
多めの水で米粒が爆発し、くたくたになるまで煮る。
キッチンがお米の香りで充満した頃にふるさとの香り醤油をたーらたら・・
一煮立ちさせて器にそそいでから、とろろ昆布を入れる。とろろ昆布のとろっとした細い糸にひっかかる白いつぶつぶを見つけては箸で拾って食べるとこれまた美味しい。

日本では食べることのなさそうな料理?ではありますが、日本の香りに満足。
UKには日本のように買ってきて、すぐに食べられるお惣菜が少ないんです。
この私でさえ、毎日キッチンに立ってお料理をします。!!
体調も良く、スリムボディーを保つにはベターな生活ですよ。
とにかく、なければ買って来る生活から、なければ工夫の生活に代わったことには間違いありません。

  娘はこの現実を理解しながらも、イギリスの学校が大好き。
しかし、11歳の娘は頭で節約が理解できても、心では理解しきらないものがある様子。
土曜の午後にバースショッピングの計画が学校にあり、希望者だけが参加します。
娘いわく「行っても買うものがないから行かない。行ったらどっちでもいいもの買っちゃう事になるから。」と希望を出さなかった。さてさて土曜日・・・学校のハウスで自分の個室から出てみると・・あれ!!誰もいない!
お母さんが迎えに来て返ってしまった子、バースにお買い物ツアーに行ってしまった子。
一人になってはじめて・・淋しい・・何も買わなくっても行けばよかった!の心境になったらしい。私が迎えに行ったら「私もバースに行くーー。」と言ったきりで諦めたようですが。淋しくて病気になった訳ではないでしょうけれど、翌日から40度近い熱、扁桃腺で授業に出れませんでした。

子どもたちのおこづかい子ども名義のキャッシュカードについてはクリック
娘の学校は日本ならさしずめ中高一貫教育のような学校で、11歳から18歳までの生徒がいます。11歳なら日本の5年生に当たると思いますが、どこに出かけるにも、普段の学校生活でも、学校側からのお小遣いの額は決められていません。それどころか、子どもの名義でキャッシュカードを持っています。小さいうちから全寮制の学校が多いいイギリスだからなのでしょうか。
土日には街のいたるところにあるキャッシュコーナーからお金を下ろしている子どもたちを良く見かけます。お金の使い方も11歳から自己責任が求められるのでしょう。