テロ撲滅の心（同時多発テロ）子育てを通して見る母の目、子どもの目

尊い命を犠牲にされた方々に心よりご冥福をお祈り致します。

テロリストばかりが悪いなんて言えない。世界を地球を人の心と心のように見つめることを無視してきた、私たち個人個人の責任ではないでしょうか。

身内にこの被害にあった人間がいないから、当事国同士でないからこそ言えるのかもしれないけれど、だからこそ平静な心で世界を先導しなくてはいけない・・のに。

反グローバリゼイション？？賛成、反対を唱えるよりもその現実を見つめたい。テロリスト達の心が理解できるような気もする。テロ・・・terrorist、テロ行為者;恐怖政治家[主義者]　私たちがテロリストと呼んでいる人たちから見れば私たちがテロリスト・・強国の戦争策略に利用され続けた国の怒りと結末

アメリカは武力行使で世界のリーダーになりました。イギリスもかつてそうだったかもしれない。戦争なんて裏を返せば、国単位のもしくは個人の私利私欲の戦いに他ならないと私は感じる。

今ここで、一人一人の人間・・・・生き物の集合体地球は心なくして生き続ける道があるのでしょうか？地球上の各国々とて一人一人の心の集まりです。地球上の人間が目先の自分ばかりを見つめるのではなく、世界にも身近なものとして目を向けられたならこの心が生きてくるのではないでしょうか。

海外生活を余儀なくしている私ではありますが、イギリスにいる今現在の方が世界の動きが、心が良く見えるような気がします。今回のようにテロ事件がアメリカで起き、アメリカの傘下にある日本に居ての捕らえ方とアメリカとは独立しているイギリスとでは受ける感覚が違うような気がしてなりません。また、平和日本からは島国というだけでなく、世界は遠い国のお話になっていませんでしょうか。こんなところでも国民の心の中でアメリカという親から親離れができていない、だから自分で考えようとしない。根本から何も考えずに、誰かがやってくれる、考えてくれると、自分をそんなことで納得させてしまっていませんか。良く考えてみて、自分だけが平和な世界に甘んじて生きていることを！

そして、世界を均一に見ようとしない。先進国にばかり目が行き、その他の国は危ない、汚いと観光の対象としての海外であり、その先を考えない。みんなで世界を心を持って考えましょう。自分の子どもが現在のアフガニスタンにいたなら、あなたはどうしますか？自分の息子が戦地に赴く兵士だとしたらどうしますか？現実の行動であるよりも一人一人がその心で世界を考えたならテロは起きなかったかもしれない。

誰を憎むわけでもなく、現実の世界を見つめることを無視してきた地球人の結果がこの地球上の現実です。何らかのかたちで子どもの頃から世界を見ようとする心を育てたいものです。イギリスの学生は大学の入学が決まると大学に入る前の一年間世界へ旅に出る人もいます。裕福なご家庭のお嬢さんでしたがアルバイトをしながら中国大陸横断をお友達と成し遂げたお話などを聞いていると心が豊かになったであろうことが感じられます。また、他国への留学もよし・・・自分の国から出て、人々の心に触れる機会を作りたいものです。言葉や姿が違っても同じ人間の心をもっていることを誰もが感じることでしょう。世界を見つめると言っても観光旅行気分での心の目ではどうでしょう？日本の学校教育の歴史の授業は日本史からですが、是非近代世界史の逆パターンからの教育にしてほしいですね。そんなところから各国の言葉に興味を持ったり、考え方に興味を持ったりと子どもの興味の選択範囲も広がような気が致します。

アフガニスタンの子どもたちにもお腹一杯の食べ物を食べさせてあげたい。住むところも雨風がしのげる清潔な家で眠らさせてあげたい。温度差の激しいところだからこそきるもので体温調整ができるように・・・・なんてみなさんも考えてしまいませんか！幼い子どもが残虐な戦争行為を身近に見てしまっているのに心のケアーもなく・・・世界の平和を考えるならこの子ども達に手をさしのべなくては・・・

私は、この世界ではとても生きにくい。苦しくてどうしていいか分からなくなってしまう時もある。神様が人間に心を与えなかったならばどんなに楽に生きて行けることでしょう！何をもっている人よりも心を感じることが出来る人がこの世の中にたくさんになったなら神様が考えたように最高の楽園、地球になったことでしょう。

でも、現在において心で生きるのはソンなことなのかもしれませんね。

2001年9月14日
10月9日追記

戦地の子ども達に私が・・・私達ができる具体的なことはないのだろうか。食べるものも、着る物も、温かいベットも、心のケアーもない子ども達に・・・私の涙ではアフガニスタンの子ども達は救うことができない。でも同じ人間の子どもなんだから何かしてあげなくては・・・・