積み木もパズルも木製玩具、ドールハウスも木製ですから木製玩具、と思っておりました。勿論、木製玩具であることに間違いはないのですが、、、。数年前にお客様からプティットさんは「木のおもちゃ」で検索しても探せませんね!とのお言葉を頂戴しました。木のおもちゃ、、、、確かに木のおもちゃであることにも間違いがありません。プティットマムふるさと木製玩具は私の生まれ故郷の村の山林から切り出された木材を使い、村に住む木工職人さんが手作業で作っている玩具です。
私の娘(2006年のお誕生日で16歳になります。)が生まれるずっと前からデザインも変わることなく作り続けられて来た玩具です。娘は母の生まれ故郷と同じ故郷を持つ木製玩具に囲まれて幼き頃を過ごしました。この頃はまだ木のおもちゃが流行ってはおりませんでしたが、故郷の木のぬくもりを感じる玩具に温かなものを感じておりました。娘が使ったこれらふるさとの木製玩具は大切に保管しています。娘が生まれてから今日まで、お洋服も娘が書いた絵も玩具も心に残るものだけを大切に保管しています。どうして?と問われると困ってしまいますが、良いものだけが残されて後世の者に受け継がれ、いつかはアンティーク、、、でしょうか?アンティークとは結果論であって、今これらの玩具に感じているものは、温かな心であることに間違いありません。ひとつの木のパズルから沢山の私の心を私自身が感じることが出来ます。お値段的にお高かったなぁー!何度も何度も迷ったけれど半年後には娘の大切な、そして大好きなおもちゃになっていた。この玩具を通じて娘とこんなやり取りがあて、、、、子育ては、子育てならぬ、自分育て。自分で買いたいもの我慢して娘に買ってあげたと言いながら、本当は一番欲しがっていたのは、お母さんである私自身。では、どうしてお母さんが欲しいと思うのか?それは、子どもを思う親心がそうさせていることにも間違いありません。そして、良いものに囲まれて育とうとしている我が子を見るのが親が一番嬉しいことだからです。親とは不思議なものですね。資本主義社会に暮らしていても、親心は計算で割り切れるものでは無いのです。自己犠牲が喜びになってしまったりする不思議な関係、親子です。
木のおもちゃが日本で流行りだしたのは何時ころからだったのでしょう?
「木のおもちゃ」と言う言葉をつい先ごろまで知らなかった私ですが、私自身、娘と木のおもちゃとの関係を見ても確かに温かなものがありました。木製玩具でありながら「木のおもちゃ」という私にとっては新しいカテゴリーで、私の生まれ育った村の木々が玩具となって皆様のお手元にお届けできることを大変幸せに思っています。
不思議なことに木のおもちゃ達を送り出すたびに娘の幼き頃がふーと思い出されます。
皆様もプティットマムふるさと木製玩具でお子様と温かな時間をお過ごしくださいますことを願っております。
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